ゴーヤマンのナンパ日記

ゴーヤみたいな顔をしたアラサーが、ナンパに奮闘する日々を綴ったブログです。

箱と自意識

久しぶりに箱に行った。宇宙。

コロナ明けの箱は初めてでSEGAまで伸びてる行列に驚いた。

ほぼほぼ、メインフロア後部中央の柱にもたれて4時間過ごした。入店時、行列の中で個人的にいいなと思ってた子と和んでバンゲしたくらいであとはほぼ棒立ち、声かけは多分5人くらいしかしてない。

改めて箱って不思議な場所だと感じた。基本的に女の顔や男が女と和んでるのを観察してる、つまり視線は常に外を向いてるはずなのに心のベクトルは内側に向かう。誰もが自意識過剰になり静かに自分の中の自分とのやりとりに明け暮れる。

今日もそんな感じだった。

と同時にいつもとは違う自分にも気付けた。自分はいつも、箱からの帰路、自己否定に苦しむのだが今日はそれがだいぶ薄かった気がした。

即れなかったこと、自分が和めなかった女と誰かが和めてること、自分がいいなと思ってた案件を誰かが持ち帰ったこと。

そういう光景を目にするとどうしても「ああ俺って弱いな」「ダメだな」「男として魅力ないのかな」と思うのが常だったが、今日は価値がわからない方が悪い、というか即系ナンパは自分の価値を伝達する手段としては適切でないなと思えた。

具体的にどれくらい稼いでるとかこんないい女抱いてるとかそういう比較軸を抜きにして自分の価値を認められだしたことの証左だと思う。

逆説的だが、比較の輪廻を抜け出すと比較の世界で強くなる。それを体現してる人たちとの出会いで、それを信じてるしまたそれを信じたい自分がいる。

如何に自分の価値基準を比較の輪廻から脱却させることができるのか、それが今後のテーマ。